セイコーミュージアム銀座にも所蔵されている第二(亀戸)精工舎製造の初期クオーツのV.F.A. 3923-5010です。ダイアル表記の「V.F.A.」とは(Very Fine Adjusted)「特別調製品」を意味し、水晶腕時計検定基準の最高グレード試験に合格した高級ムーブが搭載されています。特徴は、ダイアル右上の赤色発光ダイオードが1秒ごとに発光する「セコンドフラッシュ」機能です。電池切れが近づくと発光色が薄まり、やがて発光しなくなり、その後、電池切れにて約1週間程度で時計が停止します。また、秒針の運針は一般的なステップモーターを用いておらず、ロレックスクォーツ Cal.5035のように、機械式の「アンクル」にて秒針を稼働させております。